CONCERT REPORT  
2020 / 11 / 15「北区ジュニア吹奏楽団講師によるオータムコンサート -connect- 」
 「もっと楽団を知ってもらい、新入団員が増えるきっかけになるよう講師演奏会がしたい。」
 先生方からそんな提案をいただいたのが今年の7月下旬。そこから一気に話が動き出し、あっという間に時間が過ぎ去って季
節は夏から秋へ。そして11月15日、本番を迎えました。

 コンサートは「美女と野獣」メドレーから華やかにはじまりました。「さくらのうた」「ジョン・フィリップス」では、楽団
の先生方ならではの変則的なアンサンブルが続きます。曲を知っている人も、こんな編成で聴くのは初めてだったんじゃないで
しょうか。続く「チェロのための6つのデュオ」ではコントラバスの別森先生とテューバの藤浪先生が、低音楽器ならではの暖
かい音で会場を包み込んでくれました。そして前半の締めはパーカッションの倉澤先生のマリンバが躍動する「剣の舞」。これ
はもうただただ圧巻でした。

 後半は先月のオクトーバーコンサートで団員も演奏した「コタンの雪」から。この曲、難易度高いんです。団員はかなり苦戦
した曲でしたが、先生方はさすがの演奏で後半も冒頭から会場のお客さんを引きつけます。中盤、木管楽器の優しい音が懐かし
さを誘う「秋のうた」メドレー、トロンボーンとテューバというなかなかお目にかかれないデュオの「めぐり逢い」で会場は秋
の木漏れ日のようなほっこり雰囲気に。そして本編の締めは「カルメンの魔力」。この曲は、昨年の第5回定期演奏会において
先生方が初めて講師演奏した曲です。今回は新講師の丸井先生のトロンボーンと賛助出演の斉藤晴海さんのピアノが加わり、昨
年よりさらに力強い演奏のカルメンになりました。

 アンコールは「ディスコキッド」。会場全体の手拍子で先生方も笑顔満開、お客さんも笑顔満開。「connect(繋がる)」の
世界が現実の光景になって、コンサートは幕を閉じました。

 「団員がもっと増えるように!」という先生方からの提案ではじまったコンサート。終わってみればコンサートが本来持つ熱
量が伝わるステージでした。今は演奏会の開催もままならない時代ですが、生のステージだけが持つ力や感動が少しでも皆さん
に伝わっていたら幸いです。願わくば、たくさんの学生の皆さんに見学・入団にお越しいただけると、さらにうれしいです!

 最後に、当日お手伝いしてくれた団員4人どうもありがとう!みんなお疲れさまでした!

 2020 . 11 . 23 制作担当
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